いつかの君の夢を見る

今日は雪がたくさん降っています。

きっと根雪になることでしょう。

 

小中学校のとき、ずっと好きな人がいました。

高校も一緒だったのですが、大学は離れ、以降疎遠になっています。

いまも、元気でいてくれたらいいなあと思う程度には好きです。

彼の夢を時々みます。

夢の中の私はいつも幸せそうです。

何かを彼にしてもらったということは特にないのですが、純粋な気持ちで誰かを好きになるということは、この先難しいのかなと思います。

君が、どこかで幸せで過ごしていますように、と願えるくらいには、私も幸せです。

いつかまた会えればいいね。

 

気分転換の大事

今日は無職1日目だったので、はじめて短編小説?を書いてみた。

なんだかすっきりしたが、表現力や語彙力がなさすぎるな、と思った。

本当はSF小説を書きたいなあと企んでいるのだけど。

SFと思いきや中二病みたいな戦闘ものになる可能性が高いので、漫画にしたほうがいいのかもしれない。

青の標榜

 高校二年の林圭は学園祭の実行委員の一人である。高校二年の学園祭というの中途半端なものだと圭は思っている。入学したての初々しさもなければ、高校最後の思い出にしようと意気込むこともない。なんとなく、中堅として一年生よりはクオリティの高さを出さなければならないし、かといって三年生より目立ってもいけない。圭はどことなく居心地の悪さを感じながら、毎週水曜の放課後に行われる学園祭定例委員会を終えた。自分の教室に帰る途中で、クラスメイトたちのやる気のなさや、まとまりのなさにどう対処していこうかと考えてみるが、答えは出ない。そこで、剣道部に所属する圭は、気分を変えようと自主練をすることにした。水曜日は部活がない日であるが、自由に武道場を使えるのだ。部室に向かおうと階段を降りていると、窓越しに見覚えのある顔が二つ、武道場に入っていくのが見えた。あれは今年の三月に卒業した、圭の尊敬する先輩たちに違いなかった。

 

「先輩方。お久しぶりです。」圭は少し緊張しながら、二人の後ろから声をかけた。

「ああ、林じゃん。久ぶり。元気?」振り返った一人が返事をする。もう一人も振り返り、圭に歩み寄ってきた。

「なんか、元気とは言えなさそうだなあ。」

圭は今考えていること全てを話してしまいたかった。大学生である二人には相談してもいいのではないかと思った。

「いやいや、元気です。ただ、ちょっと悩んでるというか……最近考えることが多くて。」

「部活の事で悩んでんの?林が悩んでたら剣道部終わりだな。」先輩の一人が笑って言った。

「……いえ、剣道のことじゃなくて、学園祭のことなんです。実行委員になって。」

さっきまで笑っていた先輩は安心した素振りを見せた。

「林は二年だもんなあ。ま、微妙な頃だよね。」

「俺も実行委員やったことあるけど、大変だよな。」

圭は少しほっとした。尊敬する先輩たちも同じようなことを経験していたのだと思うと、なんだか安心したのであった。

「無理にみんなを引っ張ろうとしなくても大丈夫ですかね?」

「それが出来たら苦労しないって。林は考えすぎ。」

時には、考えないことも必要なんだな、と圭は苦笑いしながら考えた。これはみんなが通る道なのだと割り切って学園祭に取り組もうと決めた。

 

「先輩方、少し練習に付き合ってくれませんか?」圭はどこかすっきりした表情で二人に向き合い、尋ねた。

「もちろん、そのつもりだったんだけど、水曜は部活がないって忘れててさ。林が来てくれて良かったよ。」

「ほんと、無駄にならずに済んだ。」そう言って先輩は笑った。

 

 

 

 学園祭の準備期間も半ばに入った頃、事件は起こった。二年のとある生徒が、準備中に怪我をしたのであった。劇の舞台美術の製作途中に梯子から落ちて足を骨折、全治一カ月で入院も必要だという。圭は実行委員として、事故の再発防止を喚起しなくてはならなくなった。二年のクラスを周り、注意を促していると、生徒たちの雰囲気がいつもと違うことに気づいた。真剣な様子で圭の話を聞きながら、どこか活気づいているような気がした。怪我をして学園祭に出られなくなった生徒のためにも頑張ろう、という共通意識が芽生えているようだった。

 こういう事件がなくては一つにまとまれないのか。圭はもどかしい気持ちになった。しかし、二年生たちの意識が高まったのは事実だし、やはり割り切るしかないか、とも思った。

 

 家に帰る途中にある、ちょっとした繁華街を通り抜けようとしたとき、圭は入院中の生徒である、本田優人が歩いているのを見かけた。彼は病院にいるはずだ。見間違いだろうか。圭は混乱したが、その生徒の後を追いかけることにした。

 圭は病院の前にたどり着いた。本田に病室に入られては何も分からずじまいになる。圭は病院の前にもかかわらず、思わず叫んでしまった。

「本田!」

「……誰?」自動ドアの前で振り返った本田は怪訝な顔で圭を見た。確かに、本田と圭に面識はない。

「俺、同じ高校の林。本田、骨折して入院してるはずだろ、なんで歩いてんの?仮病じゃないよな。」圭はそう捲し立てるように本田に詰め寄った。

「ああ……。とりあえず、ついてきて。」と本田は言い、中へ入っていく。圭には処理しきれない状況であったが、ついていくことにした。病院に入り、病室へ向かうにつれて圭は冷静になっていた。

 

「優人、林って人がついてきたけど。」本田がベッドに横たわって雑誌を読んでいる本田に声をかけた。

「本田が二人……。」圭は再び混乱した。本田が双子だったことはまったく知らなかった。

「ああ、林か、見舞いに来てくれたの?ありがとうな。」あっけらかんとした本田優人は圭の状況に気づいていない。

「義人、お前も毎日来なくてもいいよ。嬉しいけど。」優人はそう言って雑誌の続きを読み始めた。

「本田って双子だったんだな。知らなかった……。」圭はそう言った。

「まあ、俺ら接点ないし、知ってるやつも少ないよ。」優人は雑誌から目だけ覗かせながら返事をした。

圭は一瞬、もし、本田の双子の義人が優人に成り代わって学校へ戻ったらどうなるだろうかと考えた。本田が予定より早く退院できて学園祭にも参加できるとなると、二年生たちのモチベーションはどうなるのだろうか。本田がいてもいなくても、やる気を見せてくれるのだろうか。純粋に知りたかった。

「なあ、本田、ちょっと頼みがあるんだけど。」そう言って圭は今まで自分が学園祭の実行委員として悩んでいたことや、自分では割り切っていたと思っていたことを話し、本田兄弟に入れ替わってもらえないかと相談した。

「……俺らにメリットなくない?」義人は面倒くさそうに言った。

「たしかにな。しかも、それって林がやりたいだけの実験みたいなものじゃん?」と雑誌を置いて優人も言う。なんというか、もやもやを晴らしたいだけだ、と心の中でつぶやいたが圭は何も言えずにいた。

「……林の気持ちも分かるよ。俺が怪我してなかったら、二年はやる気ないままだったってことだろ。でもさ、そもそも林にもやる気はあったわけ?どうにかしてやろうと思って何か行動した?」

圭は優人の言葉にはっとした。自分のことを棚に上げていたのかもしれないな、と思った。実行委員として、やるべきことはやっていたが、自分が盛り上げようとはしていなかったかもしれない。割り切ってやろう、と思ったのも間違いだったのかもしれない。圭に、急に罪悪感が湧いてきた。

「ごめん。」

「いいよ、林も学園祭について真面目に考えてたってことだし。」優人はそう言ってまた雑誌に目をやった。

「今度はちゃんと見舞いに来るよ。」

圭は病室を出ようとし、義人は面倒くさそうに手をあげた。

 

 

 

 結果、学園祭は大成功に終わった。二年生も本田の一件でやる気をみせ、最後まで一致団結してやり遂げた。教師や生徒からの圭の評価も上々。全てが良く思えた。

あの日、繁華街で本田の双子の兄弟を見かけた日から、圭は優人のお見舞いに行くようになった。毎週水曜日の放課後の定例委員会の後、一週間にあったことを優人に話しに行っていた。そしてついに、優人が戻ってくる日がやってきた。

 

「林くらいだよ、よく見舞いに来てくれたのは。学園祭の準備の様子とか、本番の雰囲気とか話してくれてさ、おかげで楽しかったよ。」

それを聞いたクラスメイトたちは、さすが実行委員だと囃し立てたのだった。

 

私の野望

30代で子どもをふたり産む。
その子たちが受験生になったときに、数3.C、物理化学以外全部教えられるように約20年間勉強し続ける。(国語、英語、数1A2B、日本史、世界史、政経、倫理、地学、生物)
20年後、自分も文学部を受験し、50歳で大学生になる。
58歳で博士号取得する。大学教員として働き続ける。

・・・
という野望を抱いた次第である。
数学と物理化学は未来の夫、今の恋人に任せる…。彼はかなりの理系…。
子育てを終えて、自分のしたいことをする。
まだ子どももいないのに、何を考えているのかとも思うのだけど、今の私の夢には違いない。面白そうだと思う。

 

仕事が決まりそうである。

嬉しい反面、少し面倒になってきてしまった。

よくないと思う。働かなければならない。

宝くじに夢見ているのはもう終わりにしないといけない。

愛するということの認識の違い

今週二件の面接を受けた。
恋人の住む町の会社と、今住んでいる町の会社の面接である。
結果は早くて明日分かるのだが、恋人の住む町のほうは辞退してしまった。
親も、恋人にも、柔らかな反対をされたためである。私は少し悔しい思いだったが、結果的に納得した次第だ。そしてここで私は大きな勘違いをしていたことに気づいたのだった。
私はまだ恋人とそこまで深い仲になれておらず、愛というものを育めているのか不安に思っていたのだ。しかし違った。恋人にとっては十分な愛を育めている状況にあるのだった。確かに、そうだと思った。私たちは自分の弱さや欠点を隠していないし、それを認め合っている。私が間違いを犯した理由としては、一般的な尺度で恋人との距離を測っていたことに違いない。恋人の素の一面、たとえば家ではどのようにリラックスするのか、私が作ったご飯はどんな風に食べてくれるのか、など私的な部分を知ることを求めていた。しかしそれは二の次であって、一番重要なことはお互いを認め合い、尊重しあうことなのだと気づかされた。恋人はいつも冷静に私のことを考えてくれる。とてもありがたいと思う。私も自分の生活を確立するために、まずは仕事を始め、続けられるよう努力したい。そして、恋人をもっと大切にしなくてはならないな、と思った夜だった。

親離れ子離れ 恋人に近づきたい

去年の11月に前職を辞めてから、もうまもなく1年が経とうとしている。
家事を手伝いながら、貯金を切り崩しながらここまでやってきたが、そろそろ限界が近づいている。貯金が底をつきそうなのである。
いろいろと就職活動をして分かったことだが、私は会社勤めに向いていない。しかし起業したりフリーランスで活躍できるスキルもない。今から何ができるというのだろう。どこかで何かを諦めて日々働かなくてはいけないことは重々承知しているつもりだ…。
というわけでこのたび恋人の住む町の求人に応募してみたのだった。恋人とは結婚を前提に付き合ってはいるものの、いつ結婚するだとか、同棲するだとか、具体的なことは何にも決めていない。なんとなく、2,3年後に結婚するかなあ?というくらいのものである。しかし、遠距離恋愛をしている私としては今から新しい仕事をこの町で見つけるとしても、2,3年後に仕事を辞めて引っ越しをして新生活を始めるよりは、今から恋人の住む町で生活の基盤をつくり、結婚してもそのまま働けるほうが良いのではないかと思ったのである。これは誰にも相談していないことだ。恋人にも、家族にも。でも、それでいいのだと思う。そろそろ親離れが必要な時期でもあると思う。何もかも親に話し、一緒に考える時期は過ぎ去った。このままだといつまでも親の干渉を受けてしまうだろうし、自分も親に甘えてしまうだろう。そして私は知らない町で暮らすのが好きだ。今まで一人暮らしをしてきた町は3つあり、どれも好きだった。住めば都とはよく言ったもので、小さくても自分の城があることは幸せだ。今までは遠くの子供部屋に住んでいる感覚だったが、今回は違うものになると信じている。
恋人はどう思うだろうか?面倒くさい女だと思うだろうか。それとも本気なんだな、と思ってくれるだろうか。恋人と、結婚する前に別れてしまうことがあったとしても、それでも私は自分の小さな城に住み続けたい。

まだ就職は決まっていない。